カテゴリ:といっしょ(~2010.05)
まっすぐすぎる人々
わが家の長女・チビ子は長男が大好きです。
「にいちゃん、にいちゃーん」とラブラブビームを送りながら
いつもべたべたと擦り寄っていきます。
すっごくストレートな愛情です。
長男は山みたいに動じません。
怒りもしないし、まして手を出したりもせず、
しなだれかかりまくりのチビ子をそのままくっつかせていますが、
ある日。あんまりな妹に放った言葉がこれだ。
「しょうがないなぁ、チビ子は。おれがいないと生きていけないのかよお」
これまた特大ホームラン。
昼のドラマじゃあるまいし、こんなセリフを間近で聞くとは、です。
こんな豆粒のような人々も、大きくなったら言葉や表現をどんどん覚えて、
投げられたボールをヒットで返してあげられる人になってくれたらいいな。
ホームランばかりを好む女性(男性もか)はセクシーじゃないと、
イチロー選手も言ってるもんね。私は大きくうなずきました。
大切な人から投げられたボールはもちろん絶対カラ振りしない。
ヒットも良いし、ときにはホームランを返してあげてもいいだろう。
相手のよろこぶ落ちどころをいつも見つけて、
最高にハッピーな人生を送ってくれたら母もしあわせ!
大屋亜寿香
めだかを飼う
わが家の長男・のび太が「犬を飼いたい。柴犬を」と言うので、
(中略)
めだかを飼うことになりました。
見えますか。21匹泳いでいます。
(ビミョーな数字は店員さんが1匹おまけしてくれたから)
のび太は、おまけしてもらったことに大喜びで、
「子供ってお金じゃないんだな。心づかいで生きてるのだなー」と、あらためて感じた。
夜になり、のび太と長女のチビ子が、
「ママ!イルカ見ようよ、イルカ!」と叫ぶので
テレビか?と思ったらめだかのことでした。トホ・・・
大興奮の子供たちです。
水槽のなかで、ヒラヒラいわせてるめだかたちを見つめていると、
久しぶりにゆったりした気分で、癒されました。
大屋亜寿香
カラダが憶えてる
わが家の長男・のび太はいま、「あやとり」に夢中です。
四段ばしごや三段ばしごを、毛糸1本で嬉々として作っています。
ママもやってみて!と言われて、
いやどうかなーと思ったけれど意外とするするできました。
記憶をたどる前に、手が勝手に動いた感じです。
小学生だったころの私も
例外なくあやとりブームに火が付いていたものでした。
先日、知人に
「日本国憲法の前文を丸暗記している」と言ってしまった。
いや本当に憶えているのかと言葉にしてみたら、
これもすらっとソラで出てきた。25年も前に覚えた前文が。
ほんとは丸暗記じゃなくて半分だけだったけれど。
これも口が勝手に動いた感じ。
若いころにたくさん勉強をしなさい、と聞くけれどあれは本当でした。
知識を脳みそが覚えるまえに、カラダのほうがちゃんと覚えて
自分の行きたいところへ連れて行ってくれる。
楽しいことや気持ちいいことだけじゃなくて、
泣きながら覚えた漢字や、つらかった英語の発音も
大人になった今もちゃんとカラダが動いてくれる。
子供をもって幸せなことはたくさんあるけど、
そのひとつは
昔のたくさんの記憶を引き出してくれて
いまの私を幸せで包みこんでくれることです。
大屋亜寿香
やっちまったらしょーがねぇ。やるか!
やっちまったかぁー。
やっちまったらしょうがねぇ、やるか!
これ近ごろ長男の口癖です。
聞けばなにやら前向きな言葉ですが、
なにかにつけこの調子で
彼は「やる」コトを続行します。
ゲーム。
アイスクリームの一気食い。
観たいDVDの再生ボタンを押してこのセリフ。
使い方を間違っているはいるものの、
多分に親のDNAを受け継いでいるものとみられる。
やらないで後悔すればいいものを、
やっちゃったばっかりに、もっともっと、
一生赤面のドツボにはまった後悔の日々を送るとか。
ときには己を抑えて静観する努力も必要なんである。
やるまえに少しは頭を使うべきなんである。
子を見て育つ母なのでした。
大屋亜寿香
仕事の言葉、私の言葉。
意中の相手を魅了する黄金色の輝きがなくてはならない。
一撃で胸をえぐるような、
瞳をとらえて離すことのない力強さを備えなくてはならない。
言葉は常に吟味を必要としている。
一方、母親の子供に語りかける言葉の多くは、
ただ静かに鈍く光るのみである。
あるいは大海に雫の一滴を落としこむように、
気づかず通り過ぎてしまうようなささやきかもしれない。
信じては疑い、愛してはつき放す、
涙しながら口をつく生命の言葉のかずかずを
君たちに一生贈り続けよう。
清廉を尽くした言葉たちだけを。
デコスイーツ作り
その日は1時間半ほど親子いっしょに
「デコスイーツ作り」をしました。

デカ盛りデコレーション。
粘土こねたりするのがまたハマります。
「ママ、勝手に作らないで人の話を聞いてからやりなさい」
という息子の叱咤が印象的。
つい没頭してしまいます。
教室のうしろに立って、息子の行動にじーっと
目を光らせているより楽しかったです。
平成は良き時代かなあと思いました。
大屋亜寿香
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